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2015年2月19日 (木)

SIC VS スネークガイドどっちが良いの?

帯状疱疹で休暇中だったため・・考える時間は山ほどありました。。この問題に関して自分なりに終止符を打ちたいと思います。さて・・世界中の有名なフライロッドメーカーのほとんどが・・スネークガイドを採用している・・と言う現実があります。何故でしょうか??SAGE・・Scott・・G.Loomis等のロッドメーカーには「開発能力」「物作りの姿勢」「技術・性能」No1を目指すためのたゆまぬ努力・・彼らにはそれがあります。その彼らが・・SICガイドを試していないはずは無いでしょう!伝統だから・・スネークガイドを採用している??ありえない!!と思います。試した上で・・スネークを選択していると考えるほうが自然です。彼らはとても合理的です、もし、飛距離が20%・・いやいや・・たとえ10%でも伸びるならフラグシップモデルに採用してくるはずです。 「SICガイドによって飛距離が2割増し!!」なんて・・根拠も理論も無い戯言を言っているビルダーもありますが・・データを示してくださいと言いたい・・ロッドを製作できるのだから・・同じブランクで・・・スネーク版を作るなんてたわいもないことでしょう!!何故やって見て・・データで示さないんでしょうか??不思議です。。SICにすることで初心者がダブルホールし易くなるのは事実ですが・・それ以上でもそれ以下でもありません。。飛距離とは次元の違う話であって・・ましてや・・ダブルハンドに至ってはダブルホールのメリットも無いので・・戯言にすらなっていません。。   
   
◆私は過去に2度ほど・・スネークからSICへ改造を行っています。SICにした時に感じることは・・モッサリとしたアクションになる・・スネーク時の軽快感が無くなる・・ってことでしょうか・・これを・・重くなったと表現する人がいますが・・それは間違いだと思います・・原因は空気抵抗が増大したことによる、Tip速度の低下にあると考えています。難解な物理法則を持ち出すつもりはありませんが・・・    
   
※空気抵抗は面積が大きいほど・・大きくなる。      
※重量の軽い物ほど空気抵抗の影響が増大する。      
※速度が増すほど空気抵抗は大きくなる。
   
   
空気抵抗と言ったとたんに鼻で笑う人がいるかもしれません・・そんなあなた・・バイクに乗ったことはありますか?・・バイクで時速ぬおわKm出したことありますか?チャリで風を切るのとはケタが違います・・タンクに胸を着け・・フルフェイスが後ろに持っていかれるのを必死でこらえる・・・かつて・・ナウシカは言いました・・空気は弾むと・・その通りです・・ある速度領域に達すると・・空気はとんでもない壁になります。。13fもの長さのロッドが・・円運動をするわけですから・・Tip速度は簡単に100kmを超える(瞬間的には)と思うんですけど・・    
   
多分・・僅かな差だと思いますが・・人間にはこれが判るのだと思います。。アクションが変わる要因はシングルフット化されたことによる影響とこの空気抵抗の増大が大きく関係していると推測しています。Tip側は当然・・軽いです・・しかも細いです・・そこにスネークと較べ・・表面積の大きなSICが装着される訳です・・長めのロッドほど影響が大きくなります。      
   
◆ルアーロッドは何故SICなのか?    
22gの肉厚スプーンを・・適合ロッドを使用し投げたとします・・ラインは15lb程度のPEラインです。。仮に100m飛んだとします。テクニックを除いて・・飛距離を決める要因は・・    
※Tipの速度(ルアーの初速)(A)    
※ルアーの重量と表面積の比率(B)    
※ラインの重さ(C)    
※ルアーとラインの空気抵抗(D)    
※ガイドやスプールの摩擦抵抗(E)    
ルアーというシステムを考えた場合、A,B,C、Dは重要なんだけど・・Eも無視できる割合ではないということだと思う。    
   
◆これをフライのシステムで考えると・・(Dループキャストに限定します)    
340gr(22g)のラインで長さが10.5m・・シューティングラインはドラゴンテールEXライト。。仮に30m飛んだとします。テクニックを除いて・・飛距離を決める要因は・・    
※Tipの速度(ラインの初速)(A)    
※ラインの重さとループの大きさ(これで表面積が決まる)(B)    
※シューティングラインの重さ(C)    
※ラインとシューティングラインの空気抵抗(D)    
※ガイドの摩擦抵抗(E)    
同じ重さなのにルアーの1/3しか飛ばない要因とはなんでしょうか・・B、C、Dという要因が非常に大きいためと推測します。なので多少Eが変わっても影響が少ない・・逆に・・Eが良くなっても・・Aが悪化しては本末転倒であり・・飛距離は落ちる可能性すらある!!    
   
<<補足>>       
※理想的なフライシステムってどんな物でしょうか?シューティングヘッドもシューティングラインも0.6号クラスの細さで・・細いにも関わらず・・シューティングヘッドは重く・・狙ったシンクレートを実現できる・・対して・・シューティングラインは極限に軽い・・現在の技術では不可能ですが・・こんなことができれば・・ルアーと同じくらい飛ぶようになるし・・同様に・・ガイドの摩擦抵抗が無視できなくなり・・SICが有効な手段と成りえるでしょう!・・残念ながら・・現状のラインシステムではラインの空気抵抗(重さと表面積の比率)とシューティングラインの重さによる要素が大きすぎるのでガイドの摩擦抵抗なんてたかが知れている・・と考えるべきでしょう。    
※こんな事をする人がいるはずです。。シューティングラインをわざとインタミにして・・コーティングを塗布します。。シューティングラインは微妙に沈み・・表層付近でホバーリングします。わざと・・沈ませることで・・絡まりを防止し・トラブルを回避するためです。。でも・・シュートの時に水の中からシューティングラインが出て行くため・・水面の張力がかなりの抵抗になり・・飛距離は若干落ちることになります・がターンオーバーはし易くなります・・・トラブルよりこれでいいや~・・って・・人いませんかね・・(俺だけ??)・・まあ~・・何が言いたいかもうお分かりだと思いますが・・フライキャスティングにおいて・・摩擦抵抗なんて・・こんなもんです!!    
※こんなことをする人がいたら・・あるいは。。一般的なシューティングラインを使わず・・2号クラスのPEラインをシューティングラインとして使ってしまう・・PEラインは摩擦に極端に弱いので・・オールSICは有効な手段に成りえる・・まあ~ターン性能の悪化・・リトリーブやハンドリング・・切れることのリスクを考えると・・実用性は低そうではあるが・・飛距離はでるかもね・・つまり・・SIC化による空気抵抗の増大でTip速度は低下するけど・・シューティングラインの軽量化が要素として割合が大きくなる場合だね!    
   
ロッドで重要なことは・・「少ない力でA:Tipの速度を上げること」「綺麗なB:タイトループを簡単に作れること」になり・・それにはブランクがもっとも重要な要素であることが判ります。。フライフィッシングのシステム(ロッドに限定した時)においてSIC≠飛距離であること・・ブランクのアクションと細さ(空気抵抗)=飛距離であることは明白になったと思うが・・どうだろうか・・ラインの太さとループ形状からくる空気抵抗・・シューティングラインの重さ・・これらの抵抗値からすればガイドの摩擦抵抗の差などメリットには成りえないと思われる。それより・・空気抵抗の増加がTip速度を落としてしまう・風の影響を受けやすいといった弊害のほうが大きく感じるのだが・・どうだろう・・    
   
◆メリット・デメリットを総合的に考える(それぞれ重み付けをする:赤はマイナス)    
                 メリット                               デメリット      
SIC    
ライン接合部の引掛りが無くなる(2) 衝撃に弱い(壊れやすい)()    
             シューティングラインを傷めない(1)   高価()    
             摩擦抵抗が少ない(0)                    空気抵抗が大(風の影響も大)()    
             ダブルホールがし易い(1)    
   
スネーク  安価(1)                                      ライン接合部の引掛り(ストレス大)()    
              比較的丈夫(リコイルガイド等)(1)    ラインを傷めやすい()    
              空気抵抗が少(風の影響も小)(3)     摩擦抵抗が大きい(0)    
   
※SIC総合得点 :-1    
※スネーク総合得点 :+2    
   
この様な・・まとめを行うと・・あるシチュエーションが浮かんで来ます。。スイッチ程度までの長さのロッドで・・シューティングラインのシステム・・そして・・バックスペースが気になる管理釣場・・ある程度飛ばしたいし・・手前までリトリーブする・・効率良く数を釣りたい・・。。管理釣場という環境が海外にあるかどうかは判りませんが・・この様なシチュエーションにおいては最大限のメリットを享受できるかもしれません。かくゆう・・自身も安物のスイッチロッドを全SIC化したきっかけは管理釣場です。。    
   
◆さて・・結論ですが・・スネーク(リコイル)で良いと思います。。間違っても・・SAGE ONEをブランクで購入し・・SICガイドでカスタマイズするなんて止めた方がいいと思います。。理想的なTipアクションが台無しになってしまうと思います。。シングルハンドでOHキャストの場合・・SICだと・・とてもダブルホールがし易くなります(特にバックキャスト時)これが結果として飛距離を上げるケースはあります。・・まあ~これはスネークでもタイミングさえあえば・・問題なくできますので・・練習してください。    
もし・・予算に余裕があるなら・・(釣場環境に応じた)・サブ的に全SICのロッドがあっても良いとは思います。    
   
SwitchRod(スイッチロッド)のSICガイド化インプレ    
SwitchRod(スイッチロッド)のSICガイド改造(DIY)    
Fly Rodの全SiCガイド化

   

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コメント

色々KⅡの評判を聞いていると、柔らかい竿なのは間違いないと思います。国産だとTSRに近いとか。

使っているひとのキャスティングを盗み見ているとトルクフルなループで飛ばしていました。

高弾性な竿とは一味違うみたいです。
ぜひ手に入れたい(^_^;)なんだかんだで多分買います笑

シュミットはスピード、KⅡはトルク。
F1とダンプみたいで質が違うダブルハンドを取り揃えてその日の気分で使い分けたいです笑

NARIさん・・こんにちわ~・・水の表面張力でへばりつく感じ・・良く判ります。。確かに・・シングルハンドでフォルスキャストをする場合はSICの恩恵は大きいのかもしれません。東古屋ですか~・・懐かしいですね~・・実家がそこそこ近いので昔は良く行きました!
KⅡは私も非常に気になっています。SAGEやGルーミス、SCOTT・・CNDとか有名どこは試投しているのですが・・KⅡはまだ試投出来ていないんですよ・・もし・・あのコストでSAGEやSCOTTと同じアクションが得られるなら・・絶対買いですよね!

通りすがりさん・・こんにちわ~・・ルーミスにオールSICがあったとは知りませんでした!シングルフットは良く見かけますけどね・・さて・・SAGEの件、貴重な情報をありがとうございます。やはりと言うべきか・・最高飛距離という意味では変わらないと言うことですね・・ただ・・SICは多少のミスをカバーしてくれるので使いやすい(いい加減に投げても飛ぶ)ということですね!記事でも記載しておりますが・・シングルハンドでOHキャストに限定した場合はSICの恩恵は確かにあります。ただ・・元々30mを飛ばせる人がSIC化によって40mに飛距離が伸びることは無いように思えます、20mしか飛ばせない人が30mになることはあり得ると思います。また、シングルでもスペイ系のキャストをした場合・・ダブルハンドではスペイでもOHでも言えますが・・SIC化の恩恵は記事で記載した程度になると思っています。なので・・SIC≠飛距離かなって思っています。

コメント返信ありがとうございます。
スネークは水に濡れたラインの水滴による表面張力が作用してバックキャストの時にブランクにラインがへばりつく感じがします。
オーバーヘッドのバックキャストはやはり一番SICのありがたみを感じます。

今年シュミットを携え東古屋の解禁に行きましたがやはりそこそこに飛ぶし、たくさん釣ることができました。温かく氷結もなかったのがよかったです。

ちなみに最近はKⅡが気になっています。

ルーミスはオールsicありますよ。もう廃盤ですが。
それはさておき、以前セージのvt2のブランクだけ購入し、いろいろ試したことがあります。
オールsic、ファーストガイドのみ、ファーストとセカンドのみ、ファーストからサードまでと試したのですが、結果、あくまでも私的にですがオールsicとファーストセカンドのみの場合では変わらないと判断しました。試したのはvt2のブランクだけなのでテストとしては微妙ですが、sic化したことによってただ断言出来る事があります。それは、いい加減に投げてもそれなりに飛ぶ!(爆 )ということと、某ショップの方も言っていますが、初心者にとってバックキャスト時のラインの重さが感じられるからかキャストの上達が良い様に感じます。

以上、お邪魔しました

NARIさん こんばんわ~ コメントありがとうございます。私もシュミットユーザーなんですよ・・実は!・・まあ~最近はほとんど使ってませんけどね・・(^_^;)・・。。そうですか・・凍結ですか・・気づきませんでしたねぇ!年齢的にも・・厳寒期の釣りは体にきついので控えていました。。まあ~SICが魔法のアイテムで無いことは確かだと思います。

はじめましてシュミットユーザーのNARIと申します。

興味深い記事ですね。空気抵抗のところが特に。

あと、SICは氷結に弱いですね(涙)
これはリングの一番の欠点な気がします。

でも、確かにバックキャストはいい気がしますね。

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